はたらく・暮らす・整える

手帳術と仕事術、習慣のアップデートと、あれやこれやのレビューとか。

「時間をかけて作り込んでから提出」が失敗しやすく、「速攻でたたき台を出す」が結果上手く行くシンプルな理由

先日、こんなことを書きました。

新しい仕事は、期限が近いか遠いかに関わらず、たたき台を2、3日のうちにつくって依頼者に提示することにしていて、その理由について書いたものです。

一方で、そういうやり方をした経験が無ければハードルが高いように感じるでしょうから、もう少し具体的に整理しておきたいと思います。

視点が定まる

たたき台という目に見えるものができるということは、粗くてもそこには「構造」があるということになります。

構造が可視化されれば、何をポイントにOKとするかNGとするか、その間のグラデーションのどこを境目とするか視点が定まります。

構造を可視化しないままに頭の中だけで考えるのは、思考力を消耗しますし、相手との同床異夢に気づかずに進めてしまい、結局は手戻りを招くことになりかねません。

相手と同じ視点という認識・判断基準を持つうえでも、速攻でたたき台をつくることは有効なのです。

失敗は恥では無く、そもそもプロセスの1つ

たたき台はその名の通りたたき台ですから、多分に粗さや誤りを含みます。

そのたたき台を見せれば、当然それらの指摘を受けることになります。

では、例えば何かしらの誤った理解のもとにたたき台をつくったとして、それを指摘されるのは恥なのか?

齟齬があってもそれは恥にはなりません。

なぜなら、「この方向に進むと失敗する」ということを見つけ出して軌道修正を図ること、それ自体が仕事に組み込まれるべき、当たり前のプロセスのひとつだからです。

むしろ、たたき台によってそれを発見したのですから、誇るべきことだと言うことが出来ます。

批判があっても、それは誰より早く一歩踏み出した証

たたき台に対して、たたき台だと言っているのに批判のポーズでマウントをとろうとする人も、残念ながら一定数います。

それが上位者だと、まるで自分がダメな仕事をしたように感じるかもしれませんが、それもまるで木にする必要はありません。

なぜなら、たたき台をつくるということは誰よりも早く一歩前に踏み出したからであり、批判してきた人はあなたより後ろにいるに過ぎません。

後ろの安全な位置から飛ばされる批判など、歯牙にもかける必要はないのです。

せいぜい、「ああ、可哀想な評論家だな」と思えばいいのです。

創造力そのものであり、だから面白い

たたき台は多くの場合、ゼロからつくります。

参考になるもの・情報があったとしても、0.1とか0.2からのスタートです。

そこから1に持っていくのは、自分の創造力次第。

前例すら無ければ、道をつくる開拓者そのもの。

先頭なので、どう進めるかは圧倒的自由のうえにあります。

自由に取り組める仕事ほど面白いものは、そうそうありません。

まとめ

「たたき台」と「速攻」はセットです。

初期段階で修正を図れるのもこのセットのメリットですから、デメリットになることは一切ありません。

障害になるのは経験値の少なさによる不安かもしれませんが、その不安は上記の通り実体の無いものです。

あとは、実際にやってみて、経験値を1加えるだけ。

先行者の経験値を積んでいくと、些末な仕事が減って面白みのある仕事が舞い込んでくるメリットもあります。

さて、あとはまずその1歩を踏み出してみましょうか。