5月1冊目の本、『少ない物で「家族みんな」がすっきり暮らす』を読了したのでご紹介。
どんな本?
にほんブログ村 ミニマリスト/ライフスタイル部門 1位! 大人気ブログ「少ない物ですっきり暮らす」を運営するやまさんの待望の新刊。
初著書『少ない物ですっきり暮らす』から3年。 様々な変化を経て、ミニマリストやまさんがたどりついた「家族4人での持たない暮らし方」の集大成。
インテリア、収納、家事、着こなし、家族とのかかわり方… 今だからこそわかった「変わらないルール」と「ようやく見つけた“ちょうどいい”形」を余すことなくご紹介します。
人生の変化に合わせて、もっと自由に、心地よく暮らすためのヒントが詰まった一冊です。
引用元:Amazon.co.jp: 少ない物で「家族みんな」がすっきり暮らす (正しく暮らすシリーズ) eBook: やまぐち せいこ: Kindleストア
ミニマリストの本は数あれど、「家族みんな」が快適なミニマルライフを送るための本というのは、そう無いと思います。
家族を持ってからミニマルライフに目覚めた人も多いでしょうから、やり方や考え方を参考にできるところが大いにあると感じました。
得られた気づき
- 家族であっても、それぞれが快適に感じるミニマムは異なる
- その当たり前の事実を、解釈を加えずにそのまま受け入れることから「家族みんな」のすっきりな暮らしに向けた構築がようやく始まる
- そこには、肯定はあれど否定は無く、知っている手段の数の違いとそれらを選択するスキルの差があるだけ
- 部屋の片付けやモノの数だけではなく、家事など家族間のルールを話し合うことが欠かせない
- さらに、一度決めたルールも、子どもは成長するし親だって歳を重ねるので価値観は変わっていくものであるから、定期的に棚卸する必要がある
- 家族それぞれの価値観を知り、それらが重なり合うように「あり方」と「やり方」を構築していくことが、家族みんなのミニマルライフとなる
どんな行動につなげるか
- 部屋ごとの模様替えを機に、家族の意見を聞きながらシンプルさに磨きをかけていく
- 家族の数に対してあきらかに多いものから、減らす対象にする
- モノが増えた時に収納家具を増やさない、あらたに買う収納用品は折り畳めることを前提にする
- リビングには家族共有のものだけを置き、個人のモノが幅を利かせることが無いようにする
- 子どものモノは親が良かれと片付けたりするのではなく、子ども自身に管理させる
具体的行動としては、
- 「いつか使うかも」のモノはそれがいつなのかを聞き、決まった「いつか」が無いのであれば、本当に必要な時は再購入してもいい前提で一旦処分する
- 食器はレギュラーで使っているものだけ残し、ストックは1つだけ持つよう在庫管理をする
- モノが増えた時こそ収納を減らし、そこには頻繁に使うものだけを入れて、入り切らないモノは処分対象にする
- 子どもが裁量権を持つスペースを与えて、そのスペースの中と外でルールを設ける
- 「ちょっと休みたいから放っておいて」など、心の内側を共有できるホワイトボードを設置する
をやってみます。
こんな人に読んで欲しい
- 自分はモノを減らしたいのに、家族のモノで溢れかえっている人
- 整理整頓しても、その状態が長続きしない人
- 子どもが何歳になっても、「お世話」をしている人
- 自分ばかりが家事や育児で忙しくしているのに、家族がそこに気遣ってくれないと不満を抱いている人
- モノを減らすのはきっかけで、平穏無事な暮らしをしたい人
ミニマリスト自身がひとり暮らしであれば、生活スタイルを変えるハードルはそう高くはないのですが、一緒に暮らす家族がいれば、モノをひとつ減らすのもそう簡単ではありません。
この本は、ミニマリストである母親と、元々はそうではなかった夫(父親)と子供(娘、息子)がどう歩み寄って、いい意味で折り合いをつけているか、そのギリギリのラインを実例として知ることができます。