2月5冊目の本、『“オフィスのプロ”だけが知っている キングジム 人も組織もうまくまわりだす 超整理術213』を読了したのでご紹介。
どんな本?
“オフィスのプロ”だけが知っている、職場の片づけ全技術を大公開!
個性派文具メーカーのキングジムが、長年培ってきた整理収納のコツをTips集として1冊にまとめました。
- 「整理」と「整頓」は何が違う?
- 「捨てる」を見える化する
- 机の上は「ゼロアクション」が鉄則
- 共有棚は扉なしの「オープンファイリング」
整え方は「センス」より「仕組み」で決まる! 片づけが苦手な人、面倒くさがりな人必見。 人も組織もうまくまわりだす、「超」整理術が満載。
引用元:“オフィスのプロ”だけが知っている キングジム 人も組織もうまくまわりだす 超整理術213 | キングジム ファイリング研究室 |本 | 通販 | Amazon
- 【目次】
- PART01 まずは「頭」と「心」を整える
- PART02 理想の机周りにする
- PART03 時間を生み出すアイテム術
- PART04 デジタルデータの整理術
- PART05 共有部を整える
- PART06 組織の意識を整える
ファイルなど誰しもが何かしらお世話になっている、あのキングジムが出した本。
メーカーであると同時に、整理のノウハウを知り尽くしたスペシャリスト集団でもあります。
ただ、この本は単なるノウハウ集ではありません。
環境や目的が異なれば、適した整理ノウハウも異なってくる。
その前提で、考え方や取り組み方の基本から、個人の仕事術に組織の問題解決までが軸として述べられている、とても濃い1冊となっています。
得られた気づき
- 目的によって、手段である整理のやり方とレベル感は変わる
- 片付けられない人の思考と行動には、その原因となるパターンがある
- 情報量の飛躍的な増加/内部統制の強化/アカウンタビリティの常識化、この3点から従来よりも整理整頓が必須のスキルとなっていく
- 「5S」は工場以外の一般企業でも有効
- やはり、整理整頓ができない人は仕事ができない
どんな行動につなげるか
- 捨てる、個人所有しない、そもそも自分の机の引き出しにファイルボックスを持たない
- 大掃除はせず、毎日数分の小掃除を行う
- 仕事中に机の上にあるのはPCとその時必要な書類だけに限定し、退社時は机の上に何もないクリーンデスクとする
- 探す行為が表れるようになってきたら、整理方法を見直す必要が出てきたと判断する
- やること・やったこと、電話やアイデア、名刺等の備忘録を、ひとつの「これさえメモ」で毎日管理する
具体的行動としては、
- 共有サーバー/キャビネットに保管し、ローカルドライブやPCデスクトップ、自分の机の引き出しにはしまい込まない
- センター引出しは、離席する際の書類の一時的退避スペースとする
- 1日の仕事の終わりに、捨てるか共有場所に保管するかで締めくくる
- 「これさえメモ」はOneNoteとし、仕事中はPCで立ち上げたままにし、社外ではiPad miniで同期して使う
- カバンの中身は、モノと場所を定番化する
をやってみます。
現状では本書の後半で解説されているファイリング術は今の仕事では必要ないのですが、異動などで必要とする業務に変わった場合は、あらためて読み直してみようと考えています。
こんな人に読んで欲しい
- 毎日何かしら探しものをしている人
- 大掃除をしても程なく元に戻ってしまう人
- 部門で共有して管理する紙書類・電子ファイルが膨大にある人
- 部門で多くの紙書類・電子ファイルを共有しているはずなのに、肝心の情報が共有できていないと感じている人
- キレイにしているのに、仕事の能率アップがはかどらない人
整理術は突き詰めれば、いかに快適な環境で仕事をできるようにし、その結果として成果を生み出し続けられるか、そのベースとなるものと言えます。
キングジム ファイリング研究室 KADOKAWA 2019年02月01日