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[ブックレビュー]『孫社長の締め切りをすべて守った 最速! 「プロマネ」仕事術』~決定のちゃぶ台返しを防いだり、割に合わない責任を押し付けられない方法~

5月2冊目の本、『孫社長の締め切りをすべて守った 最速! 「プロマネ」仕事術』を読了したのでご紹介。

どんな本?

新人からベテランまで誰もがすぐに使えて、「チームでする仕事」が爆発的に速くなる最強メソッド。


「このプロマネ仕事術は、何も特別なプロジェクトの時にだけ必要なスキルではありません。多くのビジネスパーソンにとって、通常の仕事においても必要なスキルなのです。

今やあらゆる仕事がプロジェクト化しています。上司に頼まれて資料を作ることも、営業活動をすることも、すべてが「プロジェクト的な仕事」になっているのです。『○○プロジェクト』と名がつくものでなくても、実は日常的にプロジェクトを回している。そんな時代がやってきています。

そこで本書では、プロジェクト・マネジメントの基本から現場での実践法まで、わかりやすく解説します。しかも『この手順で、こう動く』という具体的なアクションに落とし込み、誰もが明日からすぐ真似できることに徹底してこだわった内容になっています』

(本書「はじめに」より抜粋)

引用元:孫社長の締め切りをすべて守った 最速! 「プロマネ」仕事術 | 三木 雄信 |本 | 通販 | Amazon

一度は経験したことがあっても、労多くして功少なしに終わることが多いのが一般的なプロマネ。

しかし、プロマネの役割と責任範囲を明確に定義し、やるべきことの要点をしっかり押さえればプロマネの評価は激変する。

それを実際に行えるレベルまで、具体的な手順やポイントを交えてわかりやすく解説してくれています。

得られた気づき

  • プロジェクト立ち上げ段階で「チャーター」を作成し、オーナーに承認をもらうことで、土壇場でのちゃぶ台返しを防げる
  • プロジェクトのゴールの高さはQCDで定義づけられ、最終責任はQCDを定義づけるオーナーにあり、プロマネはそのQCDの達成に向けて現場を回す役割の人ということになる
  • プランニングにおいてはメンバー全員でタスク出しをすることで、知見の相違による漏れや抜けを防げるとともにそのメンバーを「当事者」にすることができる
  • アウトプットは「動詞」ではなく「名詞」で定義することで、「やってるけどできていない」という遅れを防ぐことができる
  • タスクとタスクの間にはクリティカルパスもあれば、「不要な依存関係」のものもあり、ここを紐解くだけで必要以上の遅れを防ぐことができる
  • プロマネに命令権は無い代わり、メンバー自身が約束した納期を守るルールだけ徹底させればよい
  • メンバーの能力やスキル、経験不足を教育する責任はプロマネではなく部門責任者にあるので、部門長へのフィードバック役に徹すれば良い
  • プロマネの権限を超える問題は、そのままボールを持つのではなく、オーナーや権限を持つ人にさっさと渡せば良い
  • 要は、プロマネとしての自分の役割をしっかりと線引し、権限と責任を超えた範囲まで自力で解決しようとしない、いい意味での割り切りが大事

どんな行動につなげるか

  • プロジェクト、及びプロジェクト的業務のスタート時点においてはオーナーを明確にし、チャーターを作成する
  • キックオフミーティングを必ず開催し、ステークホルダーにオーナーとプロマネの関係、プロマネと各メンバー及びステークホルダーの役割・責任範囲を示す
  • キックオフミーティングで、全員参加のタスク出しと構造化を行う
  • タスクの割り振りは、できるだけ早く、小さいサイズで渡す
  • 定例会では、メンバーが勝手な解釈で走らないように、モニタリングすることに注力する
  • メンバーの働きぶりは、小さなものも部門長へフィードバックする

具体的行動としては、

  • チャーターは、アウトプットの全体像を粗くてもいいので早期に作成する
  • キックオフミーティングに向けては、個人の役割・責任範囲も含めた体制図を作成する
  • プロジェクトマネジメントシートで、「タスク」「アウトプット(名詞)」「納期」「担当者(個人名)」を定義する
  • プロジェクトマネジメントシートには、プロマネの権限を超えた問題を、持っていった(渡した)相手も記載する
  • 定例会は原則週次で開催し、モニタリングとフィードバックを行う
  • 議事録は、ステークホルダー全員に開示する
  • 議事録以外に、メンバーの働きぶりを記したメールを部門長へこまめに送る

をやってみます。

こんな人に読んで欲しい

  • これからプロマネを経験する人
  • プロマネと言われたことは無いけれども、事実上プロジェクト的業務を回している人
  • プロマネを経験したことはあるけど、苦労した覚えしか無い人
  • オーナー的立場になる人
  • 確実に成果を上げたい人、成果を上げ続ける仕組みを持ちたい人

プロマネスキルを補強するものとして、

とあわせて読むと、より理解が深まります。