手帳好きで文房具好きなのですが、このところはMicrosoftの「OneNote」と出会ったことで、もっぱらデジタル管理がメインとなっていました。
ですが、今とても気になるノートと出会って、心を揺さぶられています。
それが、ディスクバインド方式のノートである「FLEXNOTE」です。
「ページ」から「カード」へ概念をシフト
“ノート”と言いましたが、従来のノートとは概念からして大きく異なります。
Shift from "page" to "card" 《 ページからカードへ 》
従来のノートはページの連続で一冊が構成されています。 アップワードノートは、「ページ」という概念から離れ、用紙 1枚 1枚を「カード」として捉えます。 カード単位で情報を整理していくことで「ページの順番」という束縛から逃れ、 さまざまなページ編集が可能となり、より明確な情報管理ができます
引用元:FLEXNOTE
従来のノートは、紙のページが綴じられたもので、当然ながらこのページ自体がノートの主役。
ところが、FLEXNOTEはページではなく「カード」を組み合わせるという発想で、このカードの切れ込みの入った穴を、いくつかのアルミ製の「ディスク(リング)」で綴じて使います。
カードは専用のリフィルがありますが、自分の好きな紙を持ってきてカードとしてもいい。
ということは、FLEXNOTEの本体は、実際に書き込むカードではなく、それを綴るためのディスクだけであると言うことができます。
ディスクに対して手で引き抜く、指で押しはめる、という簡単な操作でカードの着脱を行う「ディスクバインド方式」のFLEXNOTEは、ページの順番という縛りがないうえに、大きさの異なるカードを組み替えて使うこともできます。
一番心惹かれているのは、「D3」+「D4」=「D7」
FLEXNOTEの商品ラインナップは、サイズの小さいものから順に、ディスク3つの「D3」と、ディスク4つの「D4」。
それに、「D3」と「D4」をあわせたサイズで、ディスクが7つの「D7」。
一番気になっているのがこの「D7」で、A5よりひと回り小さなサイズ感のリフィルを使うこともできますが、D3のリフィルとD4のリフィルを横並びにした大きさでもあるので、サイズの異なるこの2つを並行してめくりながら使うこともできます。
想定するわたしの場合の使い方
テキスト主体の資料はだんぜんデジタルのほうが効率が良いので、従来どおりOneNoteを使います。
スケジュールやタスクは、他者との共有が前提となるのでこれもデジタル管理である必要がありますので、OutlookやTimeTreeを使います。
では、紙というアナログが適しているのはどんな場合か。
それは、タスクに落ちる前の問題意識であるイシューのメモや、それをフレームワークに落とし込んで図解するなど、発想力・想像力が試されるもの。
発想力・想像力を必要とするものは、ペン先を自由に踊らせられるアナログのほうが適していると考えています。
「D3」と「D4」の横並びなら、「D3」をイシューリストとしてこれを眺めながら、「D4」に図解のラフスケッチを書くことができそうです。
また、イシューは不意にアイデアが降ってくることが多いので、このカードだけを抜き出して「D3」として持ち歩くのも良さそうです。
図解のラフスケッチも、よりスペースが必要なら、「D7」のリフィルに移ってより発想を膨らませることもできるでしょう。
イシューリストや図解は必ずしも書いた順番に使うわけではないので、並べ替えが容易なカード形式である点も、FLEXNOTEのメリットが活かせそうです。
まとめ
購入前に記事にしてみたのは、FLEXNOTEがそこそこいい値段をするので、物欲を鎮めたかったから。
ですが、こうして整理すると、ますます魅力的に思えてきました。
ページではなくカードへ。
並べ替えと組み替えのフレキシブルな性能。
ノートを再発明したFLEXNOTEを手にするのは、そう遠くないことでしょう。