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[ブックレビュー]『「数字で考える」は武器になる』~四則演算で行える、数字を使いこなすフレームワーク~

4月3冊目の本、『「数字で考える」は武器になる』を読了したのでご紹介。

どんな本?

本書は、数字を使った「仕事の考え方」「データの見方」を解説する本です。

著者は、11年間にわたりリクルートで「数字の読み方、考え方」の社内講師を務め、自らも現場と経営で実践してきたプロフェッショナル。 工学部(理系)出身ながらも、分かり易く「数字で考える力」を解説しています。

「数字で考える力」が乏しいと、仕事のパフォーマンスにムラが生じてしまいます。 作業スピードも速くならないし、相手とのコミュニケーションでも正しい理解につながりません。 (仕事以外の)私生活でも、行き当たりばったりの行動に終始してしまい、「成長」を感じることはありません。

いまビジネスマンが一番学ぶべきスキルは「数字で考える力」と言っても過言ではありません。 しかし、数字に対してアレルギーを持っている人がたくさんいます。

そこで本書では、「数字で考える力」を文系体質の人でも分かり易く、実践しやすくまとめました。 四則演算(+・-・×・÷)を実践することで、あらゆる領域で今以上の結果が出せるように変わります。

引用元:「数字で考える」は武器になる | 中尾 隆一郎 |本 | 通販 | Amazon

得られた気づき

  • 数字で表すというのは「モデル化」するということで、「因数分解」「ROI」「仮説シナリオ」で構成される
  • モデル化により7割くらいは実態をつかめる。一方で、「モデル」と「実際」には誤差もある。それを埋めるのが定性情報
  • 経営者は「利益」で物事を見ており、売上やコストでしか物事を考えていない人は、いかにその立場が役員や管理職であっても経営者ではないと判断できる
  • 「顧客満足度」と「顧客のロイヤルティ(再購入移行)」は別の軸であり、必ずしも比例するわけではない
  • 「生産性向上」と「労働時間削減」という一見相反する課題にも、KPIマネジメントは有効

どんな行動につなげるか

  • 日頃見聞きしている現場の話と数字の間に違和感を持ったら、その違和感を大事にして、想像力を働かせて、必ず確認する習慣をつける
  • 定量化(数字)する際は定性情報(物語)を、定性情報から考える場合はそれと組になる数字をイメージする
  • 売上を上げる、コストを下げるのどちらの場合であってもただ上げたり下げたりすることを考えるのではなく、利益インパクトを念頭に置く
  • 「2軸で考えてみる」とは、「2つ線を引く」ということであり、軸をつくってそれをグラフにするとどのような「絵」になるのかを想像する
  • 施策検討においては、KPIとCSFをセットで考える

具体的行動としては、

  • 違和感がある=定量情報と定性情報が一致しないと感じた場合は、見落としている要素があると考えてロジックツリーを描く
  • 営業活動施策は、一時的売上の最大化ではなくLTV(ライフタイムバリュー)の最大化の観点で構造化し、シナリオを描く
  • データ(事実)を2軸にプロットしつつ、どういう線を描くかを一旦抽象化してモデルをイメージする
  • プロセス分析をして、歩留まりの想定からCSFの当たりをつけてKPIを設定する

をやってみます。

こんな人に読んで欲しい

  • 「数字」で仕事しろと言われても、どこから考えたり手を動かしたりすれば良いか分からない人
  • 「数字」だけ見ても仕事はできないと思っている人
  • 「数字」を使っているつもりだけど、成果につながっていないと感じている人

中尾さんの前著『最高の結果を出すKPIマネジメント』とセットで読むのが、おすすめです。