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『やらないことを決めなさい』~やらないからできる、選択と集中の優先順位判断メソッド~[読書記録]

12月1冊目の本、『やらないことを決めなさい』を読了したのでご紹介。

どんな本

  • 案件優先順位の判断力を高める「インバスケット思考」を事業とする、株式会社インバスケット研究所の代表取締役である鳥原隆志さんが書いた本
  • 大手流通業などでスーパーバイザーとして店舗指導や問題解決業務に従事してきた実績を活かし、主に法人向けのインバスケット教材開発と導入サポートを行っているのだそう
  • 誰でも知っている、けれどもほとんどの人がやり方を間違えている「優先順位設定」について、正しい手順をステップを踏んで学べる1冊となっている
  • 「やらないことを決める優先順位設定」を実践すれば、それほど苦しまなくてももっとゆとりを持って自分のやりたい仕事ができると提唱
  • 4章から成り立っており、第1章では「すべてをやろうとする流れから抜け出す」ことを、第2章では「抱えている荷物を開けてみる」方法、第3章では「自分の中の基準を決める」考え方、そして第4章では「時間を生み出す流れに変える」ステップを解説している

読むきっかけ

  • 「緊急度」と「重要度」で優先順位を付ける。それを当たり前と思っていたけれども、実際には緊急度に追われて仕事が減らないことが多かった
  • ここでふと思ったのが、優先する「順番」をつけて上から順に対処していたけれども、「順番」と「順位」は言葉が似ているけれども違うことを指しているのではないかということ
  • そして、本書をパラパラとめくっていて飛び込んで来たのが「やらないことを決める優先順位設定」というフレーズ
  • 「全部やらなければいけないこと」の前提で順番をつけていたけれども、どうやらそのスタート地点自体が間違っていたようだ
  • 折しも、ミニマリストの本を読んでモノを手放して身軽になったらものすごく動きやすくなったので、コトである仕事も同様に「やらないことを決める」から始めればスムーズに回るようになるのではと考えたのがきっかけ

読んだ感想

  • 各章が10個前後の小項目に分かれているので、すきま時間でもスイスイと読むことができた
  • あれもこれも重要度が高いと考えている場合、それは客観的判断ではなく、主観的考えにとらわれていると気づくことが大事というのは納得
  • 緊急度も重要度も感覚で判断していたが、定量的に基準を設けられるものであることを理解した(緊急度は「期限」「納期」などの時間軸、重要度はその案件を処理しないことで発生する「損失」と「範囲」の影響度)
  • 「当事者意識を発揮しながら断る方法」というのが、あらたに得られた視点となった
  • あれもこれもできる人が仕事のできる人ではなく、「自分だからできること・求められること」に特化し、その上で断るべきことを断れる人が本当の仕事のできる人だと思った

読んで、自分でもやってみようと思ったこと

  • 「やるべき大事なことはこのうちの一部」という前提に立って、やること/やらないことを決める。1つやると決めたら1つやめる
  • 仕事が増えた場合は、急いで手を付けようとするのではなく、まず仕事の棚卸しをして現状把握を行い、減らす仕事を決めることから始める
  • クレーム対応など、仕事の「種類」だけで優先順位判断をしない
  • 「緊急ではない重要なこと」から先に計画に組み込むことで、先延ばしせずに每日コツコツと行う。長期的な視点で大きな成果につなげる
  • 「自分でやるほうが早い・正確だ」の主観的発想を捨てて、他の人に仕事をしてもらえるようすることに手間と時間をかける
  • あらたに挑戦する場合は時間をかけて撤退する時の基準を明確にし、実際にやめる時はスピード感をもってやめる
  • お金で時間を売るのではなく、お金で時間を買う行動を実践する(例:遅くなったPCを最新のものに買い換える)

こんな人に読んで欲しい

  • 「忙しい自分」が「仕事ができる人」だと思っている人
  • いつ終わるとも分からない忙しさから抜け出したい人
  • 作業効率を高めるだけではもう限界だと感じている人
  • 「自分でやるほうが早い」病にかかっている人
  • 「効率」ではなく「成果」の出る仕事にフォーカスして結果を出したい人

まとめ

忙しい毎日が続いている場合、得てしてそれほど重要度の高くない緊急のことに追われているもの。

元を絶たない限り、順番を付けて、いくら効率を良くしても対処療法にしかなりません。

やるべきことは、「やらないこと」を決めること。

やらないと決めるから、本当に大事なやるべきことが見えてきます。

では、どういう基準や考え方を持てば、やらない判断ができるのか。

そのために必要なのが、とらわれている思考から抜け出し、現状を把握、客観的な基準を持ち、選んだことに時間を割り当てる4つのステップを踏むこと。

やらないことを決めなさい』は、選択と集中の優先順位判断力を身につける方法を示してくれる1冊です。