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『組織にいながら、自由に働く。』~組織内フリーランス的ポジションを得る4つのステージ~[読書記録]

10月2冊目の本、『組織にいながら、自由に働く。』を読了したのでご紹介。

どんな本

  • 楽天株式会社という大企業に所属しながら、「兼業自由、勤怠自由、仕事内容自由の正社員」という「?」なポジションにいる仲山進也さんが書いた本
  • 雇用契約内容も謎めいているが、さらに自分の会社も経営しており、あの横浜F・マリノスと「プロ契約」を結んで仕事をしていたこともあるというからますます「???」が並ぶ
  • しかも、特殊な人じゃなくても、先進的な会社じゃなくても、「組織にしばられずに自由に働ける」と提唱した1冊
  • 自由な働き方を体系的にフレームワーク化したものが、本書で解説がなされている「加減乗除の4ステージ」となる
  • 「加:自由な働き方のOSをインストールする」「減:強みを磨く」「乗:独創と共創 仲間と遊ぶ」「除:何にもしばられない自由な働き方」といった、ステージごとの4章から成り立っている

読むきっかけ

  • 20代、30代の頃は仕事に「追われる」日々が続き、仕事をするのも会社へ行くのもいつもストレスを抱えていた
  • しかし、40代になって仕事を「自分から追う」「つくり出す」ように変えたところ、いつしか楽しめるようになり、メンタルヘルスのチェックテストでも良好な診断結果が出るように変わってきた
  • やり方が合っている手応えはあったが、体系的に意味づけできないかと類書をあさっていたらたどり着いたのがこの1冊
  • 振り返ってみると、まさにこのステージの順でたどってきていた
  • しかも、もっと楽しめるステージがこの先にあると知り、読み進めることにした

読んだ感想(自分に当てはめてみると)

  • 4つのステージを順に読んでいった結果、「加」と「減」は理解もできたし、これに該当する事実・実感もあった
  • 「乗」は理解できたが実感は半々、「除」は一応理解できたが実感できる事実はまだないので、自分がいるのは「乗」のステージであることが分かった
  • 磨きをかけて掛け合わせるべき自分の強みを、はっきりと自覚することができた
  1. フレームワークを活用して全体像と変化のポイントを示すこと
  2. BSC/KPIマネジメントのファシリテーション
  3. 会議体やプロジェクトのPMO
  4. 「先程の話にあったアレをつくってみました」と言えるフットワークの軽さ
  • ①自分のやりたいこと(プロセス目的的)と②得意とすること(強み)、③他社に喜ばれること(利他的価値)が重なるところを見つけるまで、確かに①痛みを伴う転換点(一時期、仕事を干された)②突出した結果を出した(異動先で社員表彰を受ける実績を上げた)③経営層に理解者がいる(ユニークな存在として認められるようになった)の経緯があった
  • 仕事がない時期(組織のレールから浮いている状態)を逆手に取って、学ぶことに没頭して徹底的に考え抜いたことが、次のステージへとつながった
  • 「自由人=暇(自由に使える時間を持っている)×夢中(挑戦と能力のバランスがとれたフローゾーンにいる)」となることが、「組織にしばられずに自由に働いている人」になることと理解した

読んで、自分でもやってみようと思ったこと

  • 挑戦に含まれる「好みでない作業」を時間をかけながらチューニングすることで、「好みの作業」へ置き換える。または、仕事の方を寄せてくる
  • 全体像を把握しつつ、「情報の波打ち際」である変化の最前線に身を置くことで、希少性のある存在「際者(キワモノ)」になる
  • 迷ったら、正しい方よりワクワクする方を選ぶ
  • 面白そうな仕事(経営層がやりたいことだけどなかなか実行に移せずにいること)は、ゼロ予算&無許可でやる(代わりに自分の時間・手間・思考・気遣いを使う)
  • 「流れを変えたいな」と思った時は、スケジュールになるべく大きな余白をつくる
  • 分化されたものを統合する役割を、進んで務める
  • 「自分の強み×新しいつながり=何をしているのか分かりにくい人」になる
  • 自分の強みを「◯◯と言えばあの人」と言われるレベルまで突き詰める
  • 自分の「凹」は他人の「凸」を活かすためにあると捉えて、「凹」を積極的にさらしていく
  • 全体をシンプルに示すための視点を持ち、仕組みを提供する

こんな人に読んで欲しい

  • 今の会社にいながらも、自由な働き方ができるようになりたい人
  • 自由に働きたいと思いながらも、「自由に働く」の意味やイメージが具体的に持てずにいる人
  • 「ここじゃないどこか」でさまよっている人
  • すでに「組織で浮いてしまっていて」孤独感に耐えている人

まとめ

自由な働き方というのは、「やらされる=他人に理由があること」をやるのではなく、それを「やること=自分に理由があること」をやる。

自分に理由があることを夢中でやっていると、フロー状態に入ることができます。

日々フロー状態で仕事ができるのであれば、時間が長いか短いかは関係ありません。

実際、その状態を意図的につくれるようになってから、仕事のストレスというのはぐっと減りました。

今はまだ「乗」のステージに入り始めたところで、ここへ来るまでも随分と時間がかかりました。

けれども、そのステージを自分のものにして次のステージへと進むポイントを『組織にいながら、自由に働く。』は示してくれています。

「自由な働き方」をいつともわからない願望で終わらせず、少しずつでも着実にたどり着く地図となってくれる1冊です。