「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」という言葉があります。
これは認知的アプローチによるものですが、一方で、行動的アプローチによる
「習慣が変われば行動が変わる、行動が変われば心が変わる、心が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」
もまた、真ではないかと思うのです。
この連載記事では、習慣化したいことについて、「やめる」「始める」「続ける」「やり直す」のフェーズごとのポイントをお伝えしていきます。
今回は、「ランニング習慣」の「続ける」についてです。
「プランB」を用意しておけば、運動習慣は途切れない[ランニング習慣×続ける]
運動習慣は天候のような変動要因をあらかじめ考慮する
ダイエットや健康維持には、有酸素運動が欠かせません
ですが、有酸素運動はランニングやサイクリングなど屋外で行うものが多く、天候の変化を受けやすい。
梅雨時期や夏場の台風、秋雨に雪など天候の変化が多い時期は、何かしら手を打たなければカロリー消費が滞って、せっかく取り組んできたダイエットに支障が出てしまいます。
また、中断が長引くとモチベーションに影響し、そこで止めてしまう人が多いのも事実。
「手段」は異なるものの「目的」には合致するものを代替案として用意しておく
そこで、用意するのが「プランB」。
有酸素運動が運動習慣の「プランA」なら、プランBは雨の日でも行えるものにします。
例えば、屋内で行える筋トレをプランBとする。
筋トレは無酸素運動なので有酸素運動とは効果が異なりますが、できる範囲で最大限に行えることを選択します。
あくまでも目的は「スリムな体型づくり」と「健康な体づくり」ですから、2日や3日、有酸素運動が無酸素運動になったところでどうってことはありません。
それよりも、運動習慣を途切れさせないことが大事なのです。
まとめ
習慣化したいことは、たまに行うよりも毎日行ったほうがむしろラクに行えるものが多いのですが、運動習慣は特にその傾向が強くあります。
とは言え、外部要因の影響で中断を余儀なくされるのも事実。
変動要因をあらかじめ考慮して、代替案で何かしらは継続できている状態をつくると、心理的ハードルがぐっと下がります。
「続けたいこと」「必ず行いたいこと」には「プランB」を。おすすめです。