ブログ更新は、原則としてiPhone1台で行う「モブログ」スタイルで行っています。
記事作成はHTMLタグを使う方法より簡易的に行える「Markdown記法」で行っていて、これまでいくつかのMarkdown対応エディターを試してきました。
その結果、「求めていたのはこれだ!」と強く実感するアプリに出会いましたので、レビュー形式でご紹介します。

Markdown対応エディターに求める条件
わたしがMarkdown対応エディターに求めることは、次の6つです。
前提として、主に「ブログ記事の下書き」「読書記録」「アイデアメモ」用に使います。
- Markdown記法対応
- テキストの自動保存
- 画像のインライン表示
- マルチプラットフォーム対応
- クラウド自動同期
- はてなブログへの投稿(直接、もしくは全文コピペで)
2は保存の操作をいちいち行わなくとも、書くことに集中できるよう書いたら書いた通りに保存して欲しいので、条件に上げました。
3は主に読書メモとアイデアメモで、手書きした図とテキスト入力の組み合わせで記録する場合に使います。
4と5は組み合わせ条件となりますが、現在はiPhone1台で使っていますがいずれはWindowsPCやタブレットでも使いたいので、条件としています。
6は下書きしたブログ記事をそのままはてなブログにアップしたいので、必須の条件となります。
思考を妨げないMarkdown対応エディター「Inkdrop」
マークのツールが充実しているので初心者でもすぐに始められる
見出しや引用、箇条書きなどを指定する入力ツールが用意されているので、Markdownのルールを覚えていなくともすぐに文章を書くことができます。
独自マークを持つエディターもありますが、そういう余計なものがないので最初に使うエディターとしてもおすすめです。
色分けで「構造」を直感的に確かめられる
箇条書き部分などが自動で色分け表示されるので、マークの記載誤りがないかひと目でチェックすることができます。
アフェリエイトリンクなどをHTMLタグで貼り付けた場合も、タグの種類ごとに色分け表示されるので、タグが閉じていない場合などWeb文章の構造を直感的に確認できるようになっています。
立ち上がりが速い
アプリを立ち上げると、すぐに書き始められる状態になっています。
これまで使ってきてアプリの準備が終わるのを待たせられたことはありません。
当たり前のようですが、ここでもたつくと書けるものも書けなくなるので、品質という意味で大事な機能のひとつです。
保存(同期)が速い
書いているそばから、どんどん保存されていきます。
今はiPhone1台だけで使っているので未確認ですが、ほかのデバイスと併用する場合の同期も相当速いのではないかと思います。
ノートブックとタグで分類できる
書いたノートは、自分でつくった「ノートブック」に分けて保存することができます。
わたしの場合は、使用用途に合わせて「ブログ記事の下書き」「読書記録」「アイデアメモ」の3つのノートブックを用意しています。
また、ノートブックとは別に、ノートに複数のタグを付けることもできます。
検索も速い
ノートブックとタグから目的のノートを選ぶこともできますが、特定のキーワードで検索することもできます。
まだノート数が多くないからかもしれませんが、サクッと検索結果が表示されます。
マルチプラットフォームで使える
iPhoneなどiOSデバイスのほか、Mac、WindowsPC、Androidなどのマルチプラットフォームで使うことができます。
いずれはiPad ProかWindowsPCでもブログ下書きなどのノートを書けるようにしようと思っているので、安心して今はiPhoneアプリ版のInkdropに入力することができます。
テーマカラーを好きに選べる
流行のダークテーマなどいくつかのテーマカラーが用意されているので、好みに合うものを選ぶことができます。
頻繁に目にするものなので、自分の感性にあったテーマカラーを選べることも大事な機能です。
まとめ:記事構成から作り込む新規記事をInkdropで
UIが英語メニューのみなので、Inkdropに興味を持ってからしばらくの間利用をためらっていました。
ですが、UIのつくりそのものを直感的に理解できるようになっているので、英語表記かどうかは使い始めてすぐに気にならなくなりました。
ブログ記事作成の使い方としては、テンプレートを決めている定期連載記事ははてなブログアプリで直接書きますが、新規の記事など記事構成から作り込みたいものをInkdropで書くようにしています。
ほかのエディターではなかなか書き進められなかった記事が、Inkdropでは見出しから本文までスイスイと書けているので、操作など余計なことで思考を妨げないツールを選ぶことは大事だなと思いました。
唯一の懸念は月額課金制のこのサービスが開発者さん個人の運営で成り立っていることですが、開発者のかたの開発方針や働き方に共感を覚えることが多々あるので、応援する意味でもこれからも使い続けていきます。
