5月6冊目の本、『少ない物ですっきり暮らす 』を読了したのでご紹介。
どんな本
- ミニマリストであり、整理収納・ライフオーガナイザーでもあるやまぐちせいこさんが書いた本
- 月間150万PVの実力ブログ「少ない物ですっきり暮らす」の主催者でもある
- 「ミニマリスト」とは自分が大事にしていることのために最小限にする人、「ミニマル」は最小限&シンプルで簡単な仕組み、定義している
- 「ものが少ないメリット」「インテリア」「ミニマルな炊事と収納」「ミニマルな掃除と洗濯」「少ない服の着回し、ワンコーデ制服化」「家族で少ないもので暮らす」の6章で構成
読むきっかけ
- わたしは片付けは割と好きだけど、「必要」よりも「十分」を求めてモノ(特に生活用品のストック)を増やしてしまう傾向がある
- 妻を初めとして家族は明らかなマキシマリストで、棚だけではなく床にもものを置いている
- 一方で、モノはたくさんあるのに、家族の誰も満足に感じていない矛盾を常に抱えている
- そんななか、妻から初めて「断捨離したい」という言葉が出てきて、まずは基本となる考え方や着眼点を学ぼうと動き始めた
- 先に、『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』を読んだ
- 納得できる内容だったが、一人暮らしの男性を前提としたメソッドなのでそのまま取り入れることはできない
- 家族4人で行えるミニマルライフのつくり方を知りたいと探したところ、ブログをきっかけにたどり着いたのがこの1冊
読んだ感想
- 写真がふんだんに使われ、実際のイメージをつかむのに役立った
- 家族の居心地の良さは、足し算ではなく引き算で成り立つと理解した
- 子どものもの(ゲームや本、作品や季節ごとの子ども服)をどうやって少なくしたのか、その具体的方法がもう少し載っていると良かった
- 家族に断捨離を求める前に、家に置く自分のものは服と本、洗面道具だけに絞ることを決意し、「1日1捨」を開始した
読んで、自分でもやってみようと思ったこと
ベースとなる考え方・方針
- ものを減らし、シンプルなデザインのものを選ぶことで、余白を楽しむ
- すべてのものがどこにあるか自分が把握できることを上限に、ものの数を抑える(引越し業者に頼まなくても自分たちで運べるくらいが目安)
- ストックは持たない(店に行けばあり、街全体が備蓄倉庫)
- 収納も最低限以上持たない、ものを隠さない収納にする(隠す収納があると、本能的に空きを埋めたくなるから)
- 欲しい時は安いだけの間に合わせで我慢せずに、でも、じっくりマイベストを探して購入する
収納と掃除
- とりあえずで取っておいた書類の80%は処分する(契約書など紙の原本が意味を成すもの以外保管しない)
- 家具の高さは腰高までとする
- 月イチの「中掃除」をすることで、年末の大掃除をしない
- アイロンがけにアロマオイルを含んだ霧吹き
服
- 上下セットの組み合わせを3組つくる
- (わたしの場合)白・紺・グレーの3色をベースカラーとし、シンプルなデザインを選ぶ
- ヘタったら買い直しができるよう、定番品を選ぶ
家族で
- 子どもが自分で主体的に管理できるシンプルな仕組みとルールをつくる
- 捨てる前に必ず家族に確認をとる(感情への配慮という意味だけではなく、合意しないとまた同じものが増えてしまう)
- ホワイトボードを家族の伝言板にする
- 問題は「家族会議」で共有のうえ解決を図る
まとめ
メディアに出てくるミニマリストは一人暮らしが多い印象がありますが、家族4人でもやり方はあると分かってほっと一息。
手段としてはまずは減らすことから始めますが、その過程で、「我が家にとって何が大事なこと・何が大切なものなのか」を紐解いていきたいと思います。