はたらく・暮らす・整える

手帳術と仕事術、習慣のアップデートと、あれやこれやのレビューとか。

『日々の100』by松浦弥太郎 ~日常の側にある、モノと人との物語~[読書記録]

5月4冊目の本、『日々の100 (集英社文庫)』を読了したのでご紹介。

どんな本

  • 『暮しの手帖』の編集長であり、書店経営者でもある松浦弥太郎さんが書いた本
  • 著者が日々愛用する品々について、1物1話で書かれた短編集
  • 一つひとつのモノとの出合いやつきあい方、こだわりなどが100+3話収められた随筆集となっている
  • 100のモノは松浦さんが実際に使っているもので、写真も実物なのだそう

読むきっかけ

  • 7~8年くらい前に、『今日もていねいに。』を読んだのだが、本の内容と当時の自分との距離が遠すぎて読み返すこともなくそのままに
  • 40代の今なら少し近づいたのではと思い、松浦さんの『いつもの毎日。―衣食住と仕事 』を読んでみたら、すぅっと自分の中に入ってくるのが感じられた
  • また、松浦さんの本を愛読する堀口英剛さんが書いた本『人生を変えるモノ選びのルール: 思考と暮らしをシンプルに』を読んで、自分を取り巻くモノとのつきあい方・選び方をよく考えたくなった
  • そこで、松浦さんのモノに対する考え方を知りたいと思い、本書を手にとった次第

読んだ感想

  • 著者も書くのは大変だったと冒頭で述べているが、それでも100ものモノにまつわる物語が一つひとつあるのはすごいこと
  • 旅先と行ったお店、出会った人の数からして、果たしてこれは一人だけの人生の話なのだろうかと思ったほど
  • なんとなくではなく、きちんとモノとそしてそれをつくり出す人売っている人と向き合っている証拠だろう
  • 旅先で出合ったモノが多いが、単純に出合いの機会が多くなるからだけではなく、感覚が鋭敏になるからかなとも思った

読んで、自分でも手にしてみたい・使ってみたいと思ったモノ

  • ヒノキの漆椀と匙:バックパックに詰めてトレッキングもしくはトレイルランニングへ
  • エンリーベグリンの財布:2年に一度新調して、シャキッとした財布を使う
  • ロレックスの近だるま:正装の時だけ腕にはめる
  • 本種子鋏:使えば使うほどに刃が研がれ、切れ味が増す
  • レインボウペンシル:署名用に
  • J.M.Westonの「ゴルフ」:スニーカーに代わる普段履きの革靴に
  • 秋田杉の曲げわっぱ:お弁当のご飯用に
  • ヒノキの漆塗りの弁当箱:おかず用に
  • ひとりがけのソファ:物思いに耽ったり、読書に
  • 南部鉄器のやかん:お茶を茶葉から淹れる
  • オールドタウンのコットンジャケット:普段着のジャケットとして
  • ペリカン#100:手紙などこだわりの書き物に
  • 鳥越(岩手県一戸町)の鈴竹細工:とっておきたいものの物入れに

まとめ

「何でもいい」ではなく、記憶をもったモノとつきあっていくこと。

それが、シンプルでありながら豊かな生活を送ることになるのかなと感じました。

ひとの数とモノの数だけ生まれる物語。

わたしも、一つひとつのモノについてスペックや価格ではなく物語を語れる人生を送りたいと思います。