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『管理職1年目の教科書―外資系マネジャーが絶対にやらない36のルール』by櫻田毅 ~自分とチームの成果最大化のベーシック~[読書記録]

2018年4月3冊目の本、『管理職1年目の教科書―外資系マネジャーが絶対にやらない36のルール』を読了したのでご紹介

どんな本

  • 証券会社や外資系資産運用会社のマネージャーを経て、現在は人材活用コンサルティング会社の代表である櫻田毅さんが書いた本
  • 研修や講演などを通じて年間約1500人のビジネスパーソンの成長支援に関わっているそう
  • そこで培った経験から体系立てられた管理職としての「36のルール」を紹介している
  • 本の構成は6章から成り、「迅速な意思決定」「ムダなく仕事を進める段取り」「スピード感を生む時間活用」「成果につながる権限委譲」「高生産性人材の育成」「最強チームの構築」の6つの分野の仕事力を磨けるようになっている

読むきっかけ

  • 自分が経営企画部に所属しているので、部長職もしくは課長職とのやり取りが仕事の大半を占める
  • 仕事を依頼するあるいは受けるうえで、管理職がどのような考え方・関心をベースとしているのか知りたいと思い探したうちの1冊
  • 管理職である相手とポイントを押さえたやり取りをしたいと考えたのがきっかけ
  • 自分が管理職となるための基礎力を上げたいと考えたのも理由のひとつ

読んだ感想

  • 本のタイトルは「管理職1年目」だが、管理職ベテランでも、管理職の1歩手前でも有効な内容だと感じた
  • 同様に、外資系じゃなくても、また大企業・中小企業の別を問わず、求められること・ありたい姿は一緒であろう
  • 「ムダなく仕事を進める段取り」「スピード感を生む時間活用」は管理職ならずとも、自分の担当業務のやり方をチェックするのに役立つ
  • 「迅速な意思決定」「成果につながる権限委譲」「高生産性人材の育成」「最強チームの構築」は管理職の必要スキルでありながら、一朝一夕には身につかないので、管理職を目指す段階からの地道なトレーニングが必要と感じた
  • 36のルールは、簡単なことばかりではないが、平易な言葉で事例を交えながら論理的に分かりやすく書かれているので、取り組むことは今すぐにでも開始できると思わされた
  • 図表も分かりやすいので、読み込む前の全体把握にパラパラと飛ばし読みしてみる、あるいは読後の復習としてチェックするのに図表を追ってみるのもおすすめ

読んで、自分でもやってみようと思ったこと

決断・判断

  • 「決める」ことのデッドラインと「決断の基準」を決めてから仕事に取り組む
  • 決断が良い結果につながるときの、自分の「思考パターン」「行動パターン」を洗い出す
  • 新しい仕事に取り組む際は、始めに「全体像のデッサン」に注力する

段取り

  • 会議の始まりにおいては、その会議の意思決定者が誰であるかを常に明確にする
  • 会議の終わりにおいては、①誰が②いつまでに③何を④どのようにやるのかを、役割りを担う本人が宣言することを要求する
  • 「とりあえずやってみます」に対しては、「どのような仮説を立てているのか」を確認する一声をかける

時間活用

  • 会議・打合せなどの「出席しておいた方がいい」、慣習的に続けている仕事の「あった方がいい」をやらないし、他人にも求めない
  • 決断のスピード化による保留メールゼロで、自分の側に案件を溜めない、常にコミュニケーションのボールを相手側に投げた状態にする
  • シングルタスクに集中する
  • 「マイ・デッドライン」で裏スケジュールをつくり、締め切り交渉の主導権を握る
  • 出張報告や会議議事録は事前に半分書くことで、論点整理を行ってから事に当たる

権限委譲

  • 権限委譲に際しては、相手が「正しい課題認識」を行えているかを定期的に確認する(課題認識力)
  • 課題解決策は本人に考えてもらう(判断力、行動力)
  • アウトプットの質は、「仕事の完成度」ではなく、「ニーズに対する合致性の高さ」で評価する
  • 「個人的には反対なのだが」と言いながら上の方針を伝えることは絶対にしない、その条件のもとでできうる限りの成果を出すためのベストなアクションをとる

部下育成

  • 成功体験から成功要因を抽出することで再現性を高める、失敗体験からの改善行動も同様
  • 上位のパフォーマンスレベルを引き上げることに注力する
  • 下位人材に対しては、その人自身がハイパフォーマーを見て自ら成長するよう仕向ける

チーム構築

  • メンバー一人ひとりが、上下方向・横方向に良い影響を与えるリーダーでありサポーターとなれるチームづくりを目指す
  • 自分の考える「行動原則」をまめに口にし、実際の行動も一致させる
  • よほどのことでなければ「それでやってみよう」と部下の考えを受け入れる

まとめ

ビジネス書を読んでもなかなかレベルアップにつながらないのは、それを自分の実業務に落とし込めていないから。

本書ではポイントと実例が交互に書かれているので、そこからイメージして「自分だったら」「こんなシーンで」と具体化して考えることができます。

読んでやってみることを抽出しましたが、実際の行動につながるまで、イメージトレーニングと実践を繰り返し、期の節目などにはまた36のルール全体を読み返してみたいと思います。