ライフログを記録するようになって数年が経ちました。
その間にやり方も変化し、現在はデジタルツールで計測とバックアップを、MDノートでサマライズ化するやり方に落ち着いてます。
そんな中で、ライフログには興味はあるけどまだやったことはない、あるいは、やったことはあるけど長続きしなかったという方にお伝えしたいことがあります。
それは、「タイムログ」をとらなくても「ライフログ」になるということです。
ライフログはとるけど、タイムログをとろうとしないのが長続きする秘訣
伝えたいことは見出しのまんまなのですが、ここが大事なポイントです。
ライフログを初めて行う人の多く、しかもすぐに挫折する人の多くが、いきなりタイムログをとろうとします。
何時何分からは何をして、次の25分は何をしたというように。
それが続けば豊かなライフログとなるのは事実ですが、落とし穴もここにあります。
人間の習性なのですが、タイムログをとろうとすると全部記録しようとする意識が働いてしまう。
しかし、ログをとることはメインの行動に加えて記録する時間を補助行為として追加する行いなので、1日の時間が限られている以上すべてをとろうとすること自体が無理があります。
さらに、人間の行為や思考は一度にひとつとは限らないので、書き方にも高いレベルが要求されます。
無理があることは続けようがありませんし、ライフログの効果が出てくるのはある一定期間を過ぎてからですので、多くの人が「難しかった」「意味がなかった」として辞めてしまうことになります。
では、どうすればいいのでしょうか。
時間単位ではなく、1日で俯瞰するなど時間の枠を広げればいい
これも見出しのまんまなのですが、時間単位で細かく記録するのが失敗のもとなので、その枠を広げればいいのです。
例えば、日単位。
ほぼ日手帳のような1日1ページのスペースを使って、あえて時間は無視してその日やったこと・考えたことを書きます。
何時何分ということを気にしないだけで、記録の負担はグッと楽になります。
しかも、人間の記憶は侮れないもので、時間単位ではなく日単位であっても記録を続けていると、これは30分もかからなかったなとか、これはトラブルで3時間くらいかかったなと思い出すことができます。
私は日単位でノートに書いていますが、これでも負担に感じる方は1週間見開きの手帳を使って週単位で記録することから始めてもいいかと思います。
まとめ
どんな分野でもその道の第一人者は「誰にでもできる」と言います。
その言葉に嘘はないのですが、実は人一倍自分を律することに長けていたり、苦労した時期はあったけど過ぎたこととして難しいことではなかったと記憶が改ざんされていたりします。
まずは第一人者のいうことをその通りにやってみるのがセオリーですが、並行して自分用にアレンジすることも大事です。
考えを柔軟にして、時には枠組み自体を変えて自分のものにしてしまいましょう。