筆記具ととしては、ボールペンの「JetStream」と、万年筆の「パイロットキャップレス」「カクノ(kakuno)」の3つを中心に使い分けています。
仕事では打合せ時など、速記を求められる場合には乱暴に書きなぐるスピードについてこられる「JetStream」がメインになることが多くなります。
一方、万年筆は「キャップレス」に限らず、ある程度正しいペンの向きや角度、やや抑え気味のスピードで書く必要があります。
企画者や提案書の構想を練る場合やその日の仕事の段取りを整える場合などそれほど速記する必要がなく、むしろゆっくり目に書く場合に用いています。
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自分とゆっくり向き合える休日こそ、万年筆と手帳を手にすごす
仕事ではスピードを求められることが多いので、手にする筆記具はボールペンが自然と多くなります。
書く内容は、会議時の他者の意見や資料の重要箇所など自分の「外部」から来る情報が中心。
仕事だとどうしても「外部」から来た情報をどのようにさばくかがメインになるのでそれはそれで仕方がありませんが、「外部」から来た情報だけに接していると自分の軸がスカスカになってしまう。
そこで、休日には仕事で使うノートとボールペンは通勤カバンの中にしまったままにし、手帳と万年筆だけを手に時間を過ごす。
あえて何かをしようとせずぼーっとするなど無為な時間を過ごしていると、ぽつぽつと頭に様々なフレーズや思いなどが浮かんでくる。
そして、それら「内部」の情報を万年筆のゆっくりとした文字で手帳に書きつけていく。
手帳に書いた情報に対しては、仕事ではないので、何か解決策など結論づけようとする必要はありません。
不安な気持ちなども修飾せず、そのままの素直なかたちで手帳に記入する。
休日の始まりには書くことなど無いと思っていても、外部の目を気にせずに手帳と万年筆だけを手に過ごしていると、夕方になる頃にはそれなりの文字量になります。
そうすると、ただ素直に書いただけなのに、自分の軸がしっかりとしてくるのが感じられるようになるでしょう。
まとめ
自然と書くスピードが抑えられる、万年筆と手帳を手に休日を過ごす。
時折浮かぶ言葉をゆっくりと書きつける。
自分探しの旅などしなくとも、自分がそこにいることが感じられるようになります。
自分の軸さえしっかりしていれば、仕事で受けるプレッシャーなど受け流してしまえばいいと思えるようにもなります。
万年筆を使いはじめるなら、まずは休日から。