先日発表されたiPhoneのハイエンドモデル「iPhone X(テン)」。
有機ELによる全面ディスプレイやワイヤレス充電など高機能・ハイスペックであることは間違いないのですが、お値段もそれなり。
一方でライフスタイルを変革するほどではないとの失望感から、結局6から7Plusへの乗り換えで満足することにしました。
iPhone Xは自分にはオーバースペックで7から8への進化は価格差ほどメリットがないので、値下がりした7 Plusで満足することにした - はたらく・暮らす・整える
じゃあ、どういうことを実現するモデルであれば、高くても喜んで購入に踏み切るのか?
ここではiPhone Xの次世代モデルを「iPhone XX(ダブル・エックス)」と呼び、そこで実現されるであろう機能を妄想してみたいと思います。
※Xをエックスと呼ぶのはガンダム世代だからです。テンではなくエックスのほうが良かったのに。。。
自家発電機能を実装していて充電不要
5→6→7→8とモデルチェンジをするごとにバッテリーが長持ちするようになっていますが、1日に1回以上は充電しないと安心して使えないことは何ら変わっていません。
仮に2日に1回となっても、ライフスタイルにはさほど影響しません。
スマホのバッテリー残量を何度もしながら生活するのは機械に自由をしばられていますし、災害時などは致命的です。
それは、Xでも同じ。
XXでは、発想を変えてそもそも「充電不要」となるでしょう。
あるいは、燃料電池による超長期間の使用の実現(充電不要ではないが、バッテリー残量を気にしなくてもいいレベルで)。
“毎日充電”の既成概念から、XXは解き放してくれるでしょう。
柔軟な折り畳み機構によって、開けばタブレットサイズ、畳めばスマホサイズ
※画像出典:Samsung
パカパカ携帯のような折り畳みのことではありません。
Xで採用された有機ELディスプレイ。
しかし、Xで実現しているのは、従来方式のディスプレイより綺麗だというだけの話。
XXで実現するのは、有機EL本来の強みである「自由な折り曲げ(フレキシブル)」。
広げれば、タブレットサイズあるいはノートPCサイズのディスプレイで、同時にいくつもの情報を扱える。
畳めば、スマホサイズあるいはもっと小さな握りこぶしサイズになって、携帯性が最大化する。
そうすれば、大きさによっていくつものデバイスを使い分ける必要はなくなります。
実際、『フォルダブルフォン』(Foldable Phone)という考え方があり、いくつかのメーカーがプロトタイプを公開しています。
「XXひとつあればいい」、その世界を実現してくれるでしょう。
外付けディスプレイにつなげば、PCとして使える
※画像出典:Microsoft
スマホ世代の若者のなかには、就職して始めてPCを使う人も少なくないそうです。
卒論をスマホで書く人もいるのだとか。
彼らが思うのは、物理キーボードやマウスではなく、PCもスマホで操作できればいいのにということだそうです。
30代以上の世代では以外な話でありますが、自分の子どもらのデジタルネイティブでは当たり前の感性なのかもしれません。
となると、仕事で使うのはPC、プライベートはスマホという使い分けではなく、スマホ1台ですべてを済ませられるのが望ましい。
スマホのことだけではなく、働き方も仕事と遊びの境界線が曖昧になっていくのが世の流れなので、デバイスにもライフスタイルの変化に沿った進化が求められます。
それに近い考え方に、Microsoftの提唱する「Continuum(コンティニュアム)」と言うものがあります。
これ自体は外付けディスプレイにつないだ時には物理キーボードやマウスを使うことを前提としていますが、さらに進めばスマホ同様のタッチ操作だけで、現在はPCで行っていることできるようになるのではないでしょうか。
仕事とプライベートの垣根を越えて、場所も時間もシチュエーションも問わない。
そういう意味でも、「XXひとつあればいい」、その世界を実現してくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
iPhone Xの次世代モデル「iPhone XX(ダブル・エックス)」を勝手に妄想してみましたが、そんなに荒唐無稽でもないと思います。
「iPhone XX(ダブル・エックス)」に求めているのは、高機能・ハイスペックではなく「ライフスタイルの変革」。
将来のApple社が実現してくれるかもしれませんし、まだ見ない新興企業、ひょっとしたら企業ですらなく「個人」で実現していまう人が現れるのかもしれません。
Xは正直高いと思いましたが、XXが発売されたら20万円以上でも安いと思いますし、30万円でも(分割で)買います。
これら3つのことが実現されるならば、ほかの機能・スペックは現状維持のままでもかまいません。
あなたが思い描くXXは、どんな世界を実現しますか?